低温で油を落とす脱脂剤とは?常温化で現場環境とコストを改善

Column

低温でも油汚れを除去する脱脂剤!導入で現場環境の改善を目指そう

原油価格の高騰や円安の影響により、製造現場におけるエネルギーコストの負担は増すばかりです。特に、大量の湯を使用する脱脂工程では、燃料費などのランニングコスト削減が重要なテーマとなっています。さらに、夏場には高温の洗浄槽から立ち上る蒸気や熱気が工場内に充満し、作業環境が悪化することでも課題です。

これら「コスト削減」と「環境改善」という課題を解決する鍵となるのが、加温を必要としない「低温脱脂(常温脱脂)」への切り替えです。

本記事では、常温でも頑固な油汚れを強力に除去できる脱脂剤について、現場の快適性を向上させる具体的なアプローチなどを解説します。現状の洗浄品質を維持したまま、持続可能な工場運営を実現したい方は、ぜひ参考にしてください。

常温・低温で効果を発揮する脱脂剤はサンライト株式会社にご相談ください

サンライト株式会社は、創業以来60年以上にわたり、金属表面処理剤の開発・製造を通じて、お客様の製造現場が抱える課題解決に取り組んできました。特に近年、脱炭素社会への移行やエネルギー価格の高騰を背景に、環境負荷低減とコスト削減を両立する「低温脱脂剤」の需要が急速に高まっています。

サンライト株式会社では、常温(低温)環境下でも高い洗浄力を発揮する脱脂剤を独自に開発し、多くの製造現場で導入いただいています。単に薬剤を提供するだけでなく、お客様の現場で使用されている油の種類、洗浄設備の仕様、前後の工程条件などを綿密にヒアリングし、最適な洗浄プロセスをオーダーメイドでご提案できるのが強みです。

「ボイラー燃料費を抑えたいけれど、洗浄品質は落とせない」「夏の作業環境を改善したいが、何から手をつければよいかわからない」といった現場特有のお悩みに対し、経験豊富な技術スタッフが現場調査から立ち会い試験、アフターフォローまで一貫してサポートします。持続可能なものづくりを支えるパートナーとして、ぜひサンライト株式会社へお任せください。

常温域でも界面浸透力を維持する薬品のアプローチ

常温域でも界面浸透力を維持する薬品のアプローチ

従来のアルカリ脱脂において加温が常識とされてきたのは、熱エネルギーによって油分の粘度を下げ、流動性を高めることで物理的に除去しやすくするためでした。また、化学反応速度論(アレニウスの法則)の観点からも、温度が高いほど界面活性剤の反応速度が上がり、洗浄効率が向上すると考えられてきたからです。

しかし、近年の界面化学の進歩により、常温域でも十分な界面浸透力を発揮する画期的な薬品が登場しています。

低温活性型界面活性剤のメカニズム

低温脱脂を実現する核心技術は、低温環境下でも高い活性を維持できる特殊な界面活性剤の配合にあります。最新の技術では、分子構造レベルで最適化された界面活性剤が、低い温度でも油汚れと素材の界面に素早く浸透し、表面張力を劇的に低下させます。これにより、微細な凹凸に入り込んだ頑固な油分に対しても、熱エネルギーに頼ることなく、化学的な力(ケミカルアクション)だけで引き剥がすことが可能です。

さらに、一度剥離した油分を素早く乳化(エマルジョン化)し、微細なミセルの中に閉じ込めることで、再付着を防止します。

洗浄品質とタクトタイムの両立

「常温だと洗浄時間が長くなるのではないか」という懸念を持たれることもありますが、最新の低温脱脂剤は浸透速度が非常に速いため、短時間処理が可能です。また、加温に必要な昇温待ち時間がなくなることで、すぐに作業を開始できるというメリットも生まれます。

エネルギー消費量を抑え工場のCO2排出削減に貢献する手法

エネルギー消費量を抑え工場のCO2排出削減に貢献する手法

脱脂工程におけるランニングコストの中で大きなウェイトを占めるのが、洗浄液を加温・保温するために消費されるエネルギーコストです。一般的に、洗浄液の温度を60℃から常温(20℃~30℃程度)に下げるだけで、ボイラー燃料費や電気代を大きく削減できます。これは、企業の利益率向上に直結するだけでなく、世界的な潮流である「脱炭素経営」を推進する上でも極めて有効な手法です。

コスト削減効果

具体的な削減効果は設備の規模によりますが、常温化によって燃料費削減が見込めるだけでなく、ボイラー設備のメンテナンス費用や、定期検査にかかる手間とコストも削減できます。

また、洗浄液の蒸発ロスが減るため、水の使用量や薬剤の補給頻度も低減でき、トータルでの運用コストを大幅に圧縮することが可能です。これらの削減分を設備投資や人材育成に回すことで、工場の競争力をさらに高めることができます。

CO2排出量削減と環境ISOへの寄与

燃料消費量の削減は、そのままCO2排出量の削減に直結します。重油や灯油、ガスなどを燃焼させるボイラーを使用している場合、その削減効果は甚大です。低温脱脂への切り替えは、環境ISO(ISO14001)の目標達成に向けた具体的なアクションプランとして非常に有効であり、取引先や地域社会に対する企業イメージの向上にもつながります。

槽からの蒸気・熱気を抑制し作業員の安全性を向上させる効果

加温洗浄を行っている製造現場では、洗浄槽から絶えず立ち上る高温の蒸気や熱気が、作業環境を悪化させる大きな要因となっています。特に夏場の工場内は、外気温の上昇に加えて熱源からの放熱が重なり、室温が40℃を超えることも珍しくありません。このような過酷な環境は、作業員の体力消耗を招き、熱中症のリスクを高めるだけでなく、集中力の低下による作業ミスや労働災害の引き金にもなりかねません。

暑熱対策と安全性・快適性の向上

低温脱脂剤を導入して洗浄液の温度を常温まで下げることができれば、蒸気の発生を抑制できます。これにより、工場内の湿度上昇を防ぎ、体感温度を大幅に下げることが可能です。空調設備の効きもよくなるため、最小限のエネルギーで快適な作業空間を維持できます。

また、蒸気がなくなることで視界がクリアになり、クレーン操作や製品の確認作業が安全かつスムーズに行えるようになります。保護メガネの曇りや、結露による床面の滑りやすさも解消されるため、現場の安全性向上につながるのです。

建物・設備の保全と品質安定化

蒸気や湿気は、作業員だけでなく、工場の建物や設備にも悪影響を及ぼします。天井や梁の結露による腐食、電気系統のトラブル、保管製品への錆の発生など、目に見えないところで損失を生んでいます。低温脱脂への切り替えは、こうした湿気由来のトラブルを未然に防ぎ、設備の長寿命化や製品品質の安定化にも寄与します。

脱脂剤に関するご相談はサンライト株式会社へ

サンライト株式会社では、低温でも優れた洗浄力を発揮する脱脂剤を通じて、お客様のコスト削減と環境改善をサポートします。現状の設備や汚れの種類に合わせた最適な製品をご提案いたしますので、脱脂工程の見直しをお考えの際は、ぜひお問い合わせフォームからご連絡ください。

【Q&A】低温脱脂剤による油除去についての解説

低温脱脂剤でも頑固な油汚れは落ちますか?
はい、十分に可能です。近年の低温脱脂剤は、低温環境下でも高い浸透力と乳化分散力を発揮する特殊な界面活性剤を配合しています。これにより、加温しなくても高粘度なプレス油や焼き付いたワックスなどを、素材表面から化学的に引き剥がして除去できます。
どのくらいのコスト削減効果が見込めますか?
設備の規模や稼働状況によりますが、洗浄液の加温・保温に必要なボイラー燃料費や電気代を削減できるため、脱脂工程におけるランニングコストの大部分を削減できます。また、ボイラーのメンテナンス費用や水の使用量削減など、副次的なコストダウン効果も期待できます。
既存の設備で低温脱脂に切り替えられますか?
基本的には、現在ご使用中の洗浄槽や設備をそのまま流用して移行可能です。ただし、撹拌能力や処理時間などの条件を微調整する必要がある場合があります。

低温で油除去が可能な脱脂剤のご相談はサンライト株式会社へ

商号 サンライト株式会社
本社・蕨工場住所 〒335-0005 埼玉県蕨市錦町1-13-12
Tel 048-442-3810
Fax 048-445-5704
メール gcon@sunlight-warabi.jp
info@sunlight-warabi.jp
URL https://www.sunlight-warabi.jp
業務内容
  1. 金属表面処理剤製造販売
  2. 前項に付随する機材の販売
アクセス
交通
JR埼京線「戸田」駅より徒歩約10分
JR京浜東北線「蕨」駅西口より徒歩約20分